2011年6月26日日曜日

鹿背山の虫送り

この鹿背山という地域には、水田に苗植えが終わる6月の第4土曜に、
地域住民が思い思いに松明(たいまつ)を製作し、その松明に火を灯し、
集落とその周りの水田の畔を練り歩き、その松明にあつまった虫たちを
川原へ連れて行き、焼納するという行事を行います。

今年は、6月25日(土)の夜、虫送りが開催されました。


19時頃  西念寺の薬師堂で祈願をし、そのお灯明をもらいます。


19時半  松明のデザインコンクール発表(鹿背山会館前)

 私の幼少期には、奈良・二月堂のお水取りに使われるような大きな松明を
 製作される方もおられました。今年は、御輿型の松明も参加されました。

 一番ポピュラーな松明は、青竹の先に灯油をしみ込ませたボロ布をつめていました。


20時頃  松明の行列スタート
 先頭をいく軽トラには、音頭を取る太鼓と鐘があり、その音頭をもとに
松明を持った住民が練り歩きます。また、列の間には、自主防災の
消防団員が松明からこぼれた火を消したり、パトロールを行っています。

youtubeに動画をアップしました。


21時頃  木津川河川敷到着
無事に到着!
おおきな穴を掘っていただきその穴に松明を掘り込みます。
そこに西念寺の住職がお参りを勤めます。



今秋の実りを得られますように、そして、大きな災害が来ないよう
この鹿背山地域住民の安穏をお祈りいたしました。

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